ヽ(´・肉・`)ノログ

How do we fighting without fighting?

RubyKaigiが終わった

5/30,5/31,6/1 の 3 日間開催された新生 RubyKaigi が終わった.参加していたのでふり返ってみる.

全体のこと

ずっと A ホールにいたので,その印象だけを元に書く.

以前の Ruby 会議では「世界をどのように捉えて,どうコードに書くか」というような,機械と人間のうち,人間にフォーカスしたトピックが多かった. それに比べると,今回は並列化,高速化,効率化といった,機械にフォーカスしたトピックが多かったように思う.

もちろん,1 日目のキーノート,2 日目のキーノートでのセマンティクスの部分,DCI の話,名前付けの話など,人間がどうコードに書くかという話も依然としてあるのだけど.

原因を 2 つほど考えた.

1 つめ.コードにどう書くか,Ruby っぽいというのはどういうものかなど,Rubyist 同士のコンテキストが共有できてきたため,プログラム記述量あたりの情報量が増えてきている. つまり,プログラム記述量が同じだとしても,以前より機械の仕事量が増えてきており,機械の仕事量が最近の大きな問題としてフォーカスされているのではないか.

2 つめ.Matz が 2.0 で Ruby は大体完成した.と言っているように,Ruby のフィーチャー ( 機能 ) についての大きなトピックが例年に比べて少なく, そのため相対的に非機能要件がクローズアップされたのではないか.もし 2.1 に Refinements が入るなら,来年はそのことについて語る人が増えるかもしれない.

自分のこと

今回は gihyo.jp さんのレポート班として,技評の編集者である高橋さん,相棒である @udzura さんと共に RubyKaigi に join させていただいた.

以前の Ruby 会議 gihyo.jp レポート班はエクストリームで有名だった. 今回の新生 RubyKaigi ではレポート対象をキーノートのみ,2 人で 1 日 1 レポートにあたる. という余裕を持ったスケジュールにしていただいたこともあり,比較的安定したレポート生活を送ることができた.

それでも,夜は普段寝ているような時間までレポートを書いていた.その原因はもっぱら自身の執筆環境の読み違いにある.

まず,執筆環境について.キーノートを聴いたあとも,同じ会場にとどまって,他のセッションを聞きながら作業をすすめようとしていた.これが失敗だった. 僕がレポートを書くときは,他のセッションを聞きながら作業はできない.静かなところで作業しなければいけないようだ.

執筆量,執筆時間について.今回の matz のキーノートは結果的に 5000 文字くらいになった,レポートの叩き台ができあがるまで 8 時間程度かけていたようだ.これには途中の休憩時間も含めている. そんなにかけていたかなあ?と意外ではあるが,git の log がそう言っているのでそうなんだろう.git 嘘つかない.

執筆速度について,つまり一通り書きあげるまでのスループットは,結果的に 6-700 文字/時間くらいのようだった.普段,自分が文章を書く速度に比べると圧倒的に遅い.

普段の自分の書き方は,自分の中から出てくるものを観察して,文字にマッピング.その後構成を入れかえたり整理する.というプロセスになっている.

それに対して,今回のレポートの書き方は,Matz が話したことを,自分なりに解釈して,構成を考える.構成に合うように,話したことを文字にマッピング. その後セッションを聞いて取ったメモを再度見直して,明示的に落とそうと考えた所以外に抜けがないか確認・調整.その後構成をいじる.というプロセスを踏んでいたので,遅くなったのはしかたない.

つまり普段文字を書くのに多少慣れている人でも,レポートを書くには別の難しさがあるため,書く速度はかなり低下することを覚えておいた方がいい. 特に,人の言葉を自分なりに解釈するところ,セッションの魅力を損わないように気を使うところについて,時間がかかるかもしれない.

レポートに全然関係ないものも書いておく.

今回の RubyKaigi により判明したのは,東京で元気にやっていると ( 勝手に ) 思っていた友人が,僕から Unreachable になっていたこと.接続のメンテナンスを欠かしてはいけなかったのだなあ.

それとは別に RubyKaigi で 15 年ぶりに友人に再開したこと.こんな所で会うなんて思わないもんなあ.びっくりしたけど,凄く嬉しかった.

スタッフ宿で一緒の部屋に泊まったメンバーのこと

@Mahito さん,@Takahassy さんと同じ部屋に泊まらせてもらった.3 日間楽しく過ごせた.感謝したい.

それが普通だと感じるかもしれないけど,僕はそう思わない. それほど互いに知らない人同士がトラブルなく数日間一緒にいるのは結構大変なことで, 特に疲れているときには,互いを気付かう余裕が減ってしまうのでトラブルが起きやすい. トラブルなく過ごせたことは本当によかった.

特に 1 日目のレポートを部屋で書いているときにいい環境を用意してくれたことに感謝している. もし 1 日目のレポートがよいできであると評価されたなら,それはお二人のお力添えによるものです. ありがとう.

gihyo.jp レポートチームのこと

まだ終わっていないので,これまでの所までで評価する.

僕にとっては素晴らしくやりやすかったし,胸をはってこれを書きましたと言える品質にあると考えている.成果物は gihyo.jp さんのサイトにある.

チーム内の KPT は RubyKaigi が終わった日に行って,チーム内で共有しているので,そのことについてはまた別に書く機会があれば触れようと思う.

このチームが良かったと考える理由を一つだけ挙げると,普段それほど親密にしているわけではない 3 人が,初日から忌憚ない意見交換をできていたこと. 3 日間の短期決戦で人間関係の間合いをはかることなく作業に入れたため,レポートのレビューでの意見が率直で,レポートの品質を高めるのにとても役にたったと思う.

冷静に考えると,どういう理由でそうなったのかわからなく,どうやったら再現するのか謎なので,今後の参考にはならないかもしれない……

買ったもの

アアッ

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